キビラ麻 (天然素材)
キビラ麻を織るラミー(芋麻)の特徴である
ハリ・コシのある生地は、日本では
古くからのれんに親しまれてきた素材です。
繊維と繊維の間にすきまがあり、
透け感が独特の風合いを演出する人気の素材です。
元の生地の色が綺麗な生成り色をしているため
文字やロゴ部分のみ染められる方も多いのですが、
生地全体を染めても非常に上品な仕上がりになります。
きびら麻 生成り(※取り扱い生成りのみ)の近似色
- Pantone(パントン)ベースカラー 2310U 4685U
一部混ざっているもの4655u 7516U 2320U 478u - 日本の伝統色(第8版)ベースカラー DIC-N782(素色【しろいろ】)・ DIC-N789(象牙色)
一部混ざっているもの DIC-323 DIC-331 DIC-N783(香色【こういろ】)※カラーガイド1 2 3 (第19版)
- 日本塗料工業会 2015 ベースカラー H19-85D H22-87C
一部混ざっているもの H15-40H H15-30D H17-70H
ラミー100%のキビラ麻は透け感が特徴!気になる歴史は?
「麻」と書かれていれば、使われているのは「リネン(和名で亜麻)」か「ラミー(和名で苧麻)」です(日本の家庭用品品質管理法、1962年~)。
ラミーは日本でも見かけることができ熱帯でも栽培可能な植物で、農薬を使わずに栽培することもできますが、化学肥料や農薬を用いて栽培することの方が多いです。
ラミーを使った糸は天然繊維の中でも糸の強度が最も高くてコシが強く、白くて光沢があるのが特徴です。 ラミーを使ったキビラ麻は、繊維と繊維の間に隙間ができるので生地にしたときに向こう側が透けて見えるのが特徴の一つです。 また、ハリのあるしっかりとした生地も特徴で、日本でよく見かけるのが「のれん」です。
昔から一般的に「のれん」に使用されてきましたし、今でもよく見かけることができます。 麻が使われている歴史は古く「のれん」に使用するだけではなくて、昔から衣類にも使用されてきました。 古墳から出土したこともあるくらい昔からなじみの深い繊維です。 昔から衣類に使われることも多く、身分に関係なく多くの人が使っていました。 出土品のなかにも衣類が見つかっています。 江戸時代になり「のれん」にも使われるようになり、今でも「麻(ラミー)」の「のれん」が多く使われています。
きびら麻の風合 ※京都のれんスタッフ調べ