のれんのサイズ

大きさで変わる呼び名 長のれん 半のれん 日よけのれん ※諸説あります。 

“のれん”と一言でいいますが、実はいくつかの呼び方があるのです。
のれんはサイズによって、名前が変わります。

のれんの参考サイズについて

たとえば。 標準的とされているのれんの長さは約113cm 弊社が定番サイズとして
いる150cmは「長のれん」といいます。

戸口にかけて、目隠しや日よけを目的とするための長さです。
こちら一見さんお断りや会員制のお店や目隠しなどによく使われます。

 

これに対して、長さが約40cmの短いのれん。 居酒屋さんやお店の軒先で見ることができます。
間口いっぱいに掛けられたこの短いのれんは「水引のれん」といいます。

焼き鳥やさんや和菓子屋さんでよく見かけるのではないでしょうか?

 

また、長さが57cm。標準の約半分程度の長さののれんは「半のれん」。
店内の様子や商品を見やすくするために、この長さが生まれたと言われています。

日よけのれん」は切れ目を入れず、一枚の大きな布を屋根から地面へと固定したもの。
その存在感から、今でも看板代わりにと、ご注文をたくさん頂戴しています。
日よけのれんは、風を受けて大きな音がしたことから、太鼓暖簾とも呼ばれています。

 

のれんの何枚に仕立てにしたらよいのでしょうか?

お客様からお問い合わせがある横幅が広いのれんにつきましては、
商売用に使うのれんのひだの数は奇数がよいとされていました。

 

これは商売は割り切れない方がいいという縁起からきていると言われています。

我々にもよく質問があるのですが、縁起に従って3、5、7の奇数がよいのでは?と
ご提案しております。

※奇数はおめでたい数字とされています。 奇数とは「割り切れない」つまり、「余りがでる」ということ。 “商売にも余裕がでる”と言われています。

のれんの分かれ目にデザインが入るのは縁起が悪い?

家紋やロゴなどが生地と生地のちょうど間に配置されるデザインは、
縁起が悪くていやだという方々います。

 

我々京都のれんのではむしろそのようにする方が通例とお伝えしております。

のれんは古来結界代わりに使われていました。
とくに家紋はその家柄(位)を表すものであるので、
その家紋が書いてある=その身分にある人という意味がありました。

 

のれんの中央に家紋があることでその家紋をくぐって中に入る行為が、
そのお店やその家に入る資格があるといった意味をもち、大変重要なものでありました。

物理的に見れば布一枚で入る入らないが左右されるものも可笑しい話ですが、
結界や物に自然万物に神様が宿ると考えた八百万の神の考え方の日本人には
非常になじみ深いものであったのかもしれません。

 

のれんのサイズの件でいえば、長くすればすれほど入りにくい店になり、
少数の質の高いお客様が来やすくなり、短くすればするほど多数の人がくるが、
前者と比べて質の低いお客様がくるというのは私ども京都のれんのお客様でも
よく聞くお話しであるので、結界という考え方はあながち間違いでもないかもしれません。

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