【正絹生地】フランス縮緬(フラットクレープ)16匁(もんめ)
100%の絹糸を、シャトル織機(しょっき)※を使って織られている
正絹(しょうけん)生地のフラットクレープは、高密度で丈夫でありながら
滑らかなことを特徴としている上質感溢れる生地です。
『フランス縮緬(ちりめん)』とも呼ばれています。
※シャトル織機(しょっき)とは、ヨコ糸を杼(シャトル)と呼ばれる横糸を取り付けたものが左右に往復しながら織り込んでいく装置です。
絹生地は、楽屋暖簾に良く使われておりますが、手染めでしか製作ができず、納期も2~3か月かかる為
当社ではほどんどお客様に提案しておりませんでした。
しかしこの度、『豊彩色インクジェットプリント』を採用することで、
当社で正絹生地の取り扱いが可能となりました。
”クレープ”とは表面に細かいさざ波状のシボとも呼ばれる凹凸が現れている布生地の事で、代表的なクレープ織物としては縮緬(ちりめん)があります。
フラットクレープは特に、凹凸の高低差が滑らかで、表面がほとんどフラットに見えるのでこのように呼ばれています。
独特のやわらかさとしなやかさな手触りが特徴です。
また、あまり聞かれることのない「匁(もんめ)」という単位ですが、
これは主にタオルの重さや厚みを表す際によく使われています。
尺貫法(しゃっかんほう)という単位では、1匁は1貫の1000分の1で、
重さにすると約3.75グラムです。つまり、16匁は約60gとなります。
16匁は、非常に軽くて薄手。しなやかさのある厚みになります。
日本製の正絹生地 『フランス縮緬』の価値とは
当社の『フランス縮緬』の生糸は、中国の国際絹協会(ISS)が定めている最高級の品質等級の「6A」の生糸を使用しています。
現在、シルク(絹)は、世界シェアの約90%が中国で生産されています。
ISSは、1952年に中国で設立された、絹の研究開発、生産、販売を促進する国際的な組織です。ISSは、絹の品質基準を定め、生糸の品質を評価する試験を行っています。
6A生糸は、繭から採取した生糸を、厳しい基準で選別し、精製したもので、光沢があり、滑らかで、強く、長持ちします。また、吸湿性と放湿性に優れているため、肌触りが良く、着心地が良いのが特徴です。
生糸以降の工程(糸の糊付け・糸繰り・整経・撚糸(よこ糸)・製織・精練)は、日本国内で行っております。
生産量を重視している地では、糸に加工を施してから高速レピア織機で織り上げて生産性を上げています。
しかし当社の『フランス縮緬』は、生糸(きいと)を使いシャトル織機(しょっき)で低速に織り上げられています。
経糸(たていと)に撚糸(ねんし)※など加工を施さず、
生糸そのままの状態で織り上げることで、この上質感を表現できるのです。
※撚糸(ねんし)とは単糸をより合わせた糸のことです。また、糸によりをかけることを言います。
この素材をお店の顔である暖簾として使用することで、
他店とは違う高級感を演出することができ、通りがかりの人のアイキャッチとしても最適の素材だと言えます。
高度な技術と手間暇を要することから、その分価格としては高く感じられるかもしれませんが、
その品質と価値は実際に目にすることで実感できるはずです。
他にはない高級感を演出
当社は生地が出来上がるまでの品質管理と意識の共有を
各繊維業態の売り手であるサプライヤー様とできる限り心がけ、
「養蚕、製糸、製織、精練、染色」といったトレーサビリティを
把握できるよう徹底しています。
よそで見かけることのないこの貴重な素材を、新しい暖簾製作に
活かしてみてはいかがでしょうか。
価格について
御見積はデザインと下記条件を拝見してからとなります。
ご依頼の際は、お電話やメール・FAXにて、下記事項を出来るだけ詳しくお知らせください
・ 出来上がりサイズ
・ のれん分かれの枚数
・ 素材
・ 色(地色・文字色)
・ ロゴデーターの有無(お持ちの場合は、合わせて送付願います。)
・ 防炎加工の有無
・ 納期 (お急ぎの場合お知らせください)
・ その他ご要望