のれんの歴史

のれんと人との関わりは長い

一説によると、のれんの発祥は”京都”だと言われています。

のれんが歴史的書物に登場したのは

一番古く、のれんの存在が確認されているのは平安時代(794年~1185年)。
庶民の生活を描いた絵巻物『信貴山縁起絵巻』(四大絵巻物の1つで日本の国宝に指定されていて 朝護孫子寺が所蔵(原本は奈良国立博物館に寄託されており、当山内の霊宝館では複製を展示)。) の中に、部屋を仕切ったり、雨風を防ぐために、掛けられたのれんが描かれています。 信貴山縁起絵巻

ですが一説によれば、縄文時代(前14000年頃~前4世紀)にすでにのれんの原型ともいえる、 風よけに使われたものがあったとも言われています。
※日本最古の歴史書『日本書紀』より青和幣(あおにぎて)の記述が あったことから。
青和幣とは神事の際、榊の枝に掛けて、神前にささげる麻で織った布のことです。 

そして、現代に繋がる使い方へと変化し始めたのが室町時代(1336年~1573年)。
これは鎌倉時代(1185年 – 1333年)に印花麺が渡来した
(※参考文献 木村 光雄 伝統工芸染色技法の解説 色染社(1990) )
ところの影響にて染め抜きが 可能になったところの影響が高いと言われています。
庶民の日用品から商売道具(ディスプレイ)の一つへと進化しました。
当時はまだ識字率がそれほど高くなかったため、屋号や家紋などがのれんに描かれました。

それが江戸時代(1603年 – 1868年)以降、識字率の向上とともに、
のれんに文字などが染め抜かれるようになりました。 こうして、看板としての役割をのれんが果たすようになったのです。

そして現代の暖簾へ

また、この頃から染色の技術が発達し、様々な色に染め分けることも可能になりました。 のれんには、色によって、その家業を表すという性質がありました。 そうしたこともこれらの時代背景によって、生み出された慣習なのですね。 そして現代 風や日差しを防ぐという本来の役割はもちろん。 店舗の顔として、のれんがお客様をお迎えしています。 また、デザイン性が高まったのれんは、タペストリー(鑑賞用)として使われることもあります。 まさに無限大の可能性です。 もしかするとさらになにか新しい使い方が現代に生まれるかもしません。

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