平織りというのは、織物を織るときの基本組織である三原組織(綾織・平織・繻子織)の一つであり、綾織りや繻子織りと並ぶ織り方であるとされています。
織り方は、経糸と緯糸を交互に織る方法が用いられており、模様は左右対称で均一であり、見た目にも美しい生地に仕上がります。
経糸と緯糸が交互に編まれているので伸縮性はありませんが、大変頑丈で耐久性が高く、摩擦に強い生地に仕上がるのが特徴です。
そのため、平織りの代表例であるのがブロードやオックスフォードであり、シャツの生地に用いられることが多いです。
糸を縦横交互に編むことから仕上がりは厚みが出やすいですが、通気性に優れているので、夏場の衣服の生地に用いられることが多いのが平織りの生地であるとされています。
平織りはシャツの生地に広く用いられています。
先に紹介したブロードやオックスフォードの他にも、シャンブレーやローン、ボイルなどの生地があります。
シャンブレーは経糸に色のある糸を使い、緯糸に白い糸を使用するため、絶妙な風合いの生地に織ることができ、パステルカラーの生地を織るのに適しています。
ローンは薄手でさらりとした上品な生地です。
ボイルは、強撚糸を使用し、夏場の肌触りの良いシャツに用いられています。
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